羽生市の上原学習塾、英語大好き塾長の上原です。
当塾では不登校の学生に向けた指導も行っています。
かく言う私も学生時代に同級生と人間関係がうまく築けず、2年間不登校だった経験があります。
保護者からよく『え?先生が不登校?』なんて言われるんですが、そうだったんですよね。
しかし、自分は不登校だったという負い目を、プラスに考えています。
『周りの人より遅れてしまったけど、その分頑張ろう!』と考え、日々努力しようと心がけて仕事に打ち込んでいます。
今回の話題は『不登校になる原因』についてです。
『いじめや人間関係では?』と思う人が多いかもしれませんが、実はそうではないのです。
原因は学業不振
文部科学省の調査によると、不登校になった原因は、
いじめ:0.6%
学業の不振:24%
となっており、学業の不振がいじめの約40倍となっています。学業不振、いわゆる勉強が苦手、嫌いという思いから不登校になった生徒が多いということです。
24%ということは、不登校生の4分の1が学業の不振が原因だということです。なかなかに多いですよね。
文部科学省の調査の詳しい内容に関してはこちら
勉強ができない人の気持ち
『勉強ができないから学校に行きたくない』という気持ちは分かります。
私も中学2年生くらいまで、英語のテストで1ケタの点数を取っていて悲惨なものでした。英語の授業を受けたくなかったです。他にも苦手な・嫌いな先生の授業は憂鬱でしたね。
『よく分からない・理解できないからつまらない』という経験は、皆さんにもあると思います。
例えば、こういう経験はありませんか?『体育の授業でルールが分からないスポーツをする』という経験です。
私は学生の頃にこういった経験がよくありました。いきなり『今日の授業は試合だ!』なんて言われた日もありました。
ルールがよく分からないのに無理やりやらされて、その部活をやっている生徒だけが楽しんでいました。そんな時間が楽しかったとは言いにくいです。『よく分からないから、早く終わらないかな~』なんて思っていました。
体育を例にしてみましたが、分からなくなってしまった科目の授業はずっとこんな気持ちで受けなければなりません。それって苦痛な時間になりますよね。
最後に
私が勉強に追いつけなくなってしまったとき、分からなくなってしまったときの話をします。
休み時間に、友人たちがその科目の話をしていたのですが、私は友人たちの輪の中に入れませんでした。何の話をしているのか分からなくて、話に入れなかったんです。
そこから勝手に距離を感じてしまって、話しかけにくさを感じてしまい…
こういったことが重なって、私は不登校になりました。なので、学業不振が不登校の一因になるのはよく分かります。
『不登校から抜け出したい、学校に通いたい』と思っている方にアドバイスがあります。
不登校の中学生が学校に通学するようになるタイミングの1つが高校進学でもあります。
環境が変わることで、不登校から脱する学生もいます。
中学校では不登校だったけれど、高校からは学校に通いたいという場合は受験を大切にしていきたいですね。
最後に1つ伝えたいことがあります。不登校生の保護者の方は不安になることが多いと思います。しかし、心配しすぎなくても大丈夫です。不登校だとしても、日本には進路がたくさんあります。
『現状で何をしたらいいのか?』と悩まれるかもしれませんが、オススメは勉強することです。
高校受験の合否に対して一番影響を与えるのが学力です。特に不登校生の場合は内申点が他の生徒よりも低いケースが多いです。なので、入試の結果・学力が本当に大切になるのです。
さらに、学力の向上から生徒が自信をつけて不登校を脱することもあります。
不登校からの社会復帰の仕方は千差万別です。一人ひとりの思いに応えられるよう、上原学習塾では指導を行っています。
読んでくださった塾生、保護者の皆様は何かお困りのことがありましたら、お気軽に塾長にご連絡ください。塾をお探しの方も、どう勉強したらいいのか?などのお悩みがありましたらご連絡ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
塾長:上原明
学歴:東京理科大学 工学部 建築学科卒、埼玉栄高等学校(アメフト部)、羽生西中(陸上部)
指導歴:15年以上
趣味:映画、海外旅行、英語学習、シーズンスポーツ、ゲーム、マンガ