こんにちは!
今回は、中学2年生で習う『不定詞』の表現についてお話します。
この『不定詞』は英語で一番使われる表現と言っても過言ではなく、
なので、塾で一番力を入れて指導している単元でもあります。
『不定詞』には3つの用法がある!
『不定詞』の作り方は『to 動詞の原形 名詞等』で、訳し方は3つもあります。
・名詞的用法:~すること
・副詞的用法:~するために(~して)
・形容詞的用法:~するための(~すべき)
不定詞の難しい所は、作り方が同じなのにも関わらず、訳が3つもあり、
それを見分ける方法が全ての訳を試してみるしかないところです。
例えば、『to see movie』の不定詞を訳すときに
・名詞的用法:映画を見ること
・副詞的用法:映画を見るために
・形容詞的用法:映画を見るための
のように、どれも訳すことができ、どれなのかは文によって決まるのです。
ただ、慣れてくると、全部の訳をせずとも、すぐに用法がわかるようになります。
しかし、それは多くの経験から生まれるものなので、中学生にはなかなかできません。
なので、不定詞の用法がどれなのか判断するには、
全ての訳を試してみることが一番の近道です。
映画を見て『不定詞』に慣れよう!
「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」に
不定詞を使ったいいセリフがあるんです!
しかも、そのセリフが映画を考察する上でなかなかいい材料になるんですよ。
では、そのセリフを紹介していきます。
映画の冒頭で、アベンジャーズが東欧ソコヴィアのヒドラの施設を襲撃するときに、
市街地に被害が及ばないように、アイアンマン(トニー・スターク)が、
ロボットのアイアンマン軍団を派遣します。
このときのアイアンマン軍団のセリフを見てみましょう。
『We are here to help.』
『私たちはココに助けるために来ました。』
これは不定詞の副詞的用法ですね!
We are here:私たちはココにいます
to help:助けるために(副詞的用法)
良い例文ですね、単語も中学生1年生で習っている物だけです。
こういう例文を見て自分が習っている英語がちゃんとリアルでも使われているんだと
感じてほしいです。
で、ですね。このセリフのシーンの後に、
トニーがウルトロンを作ってしまうのですが、
そのウルトロンが誕生したときに、ジャービスを攻撃する際に言ったセリフが
『I’m here to help.』
『私はココに助けるためにいる。』
と、トニーが作ったアイアンマン軍団のセリフとソックリなんです!
このセリフがソックリっていうのが面白い所で、
場面が変わり、中盤で、ウルトロンがヴィブラニウムを手に入れるために、
ワカンダの武器商人のところに行くのですが、
ウルトロンがあるセリフをいった時に、それを聞いた武器商人が
『Tony Stark used to say that.』
『トニー・スタークも以前、同じことを言ってたよ。』
(『used to 不定詞』で『以前~した。』よく出るので覚えておくといいですよ!)
と、言った所、ウルトロンは、自分の生みの親であるトニーと比べられたことに
激情し、その武器商人の腕を切断してしまいます。
一瞬我を忘れて感情的になるのです。
『You think I’m one of Stark’s puppets?』
『私がスタークの操り人形だって思ってるのか?』
ウルトロンはトニーと同じセリフを吐いた自分が嫌だったんですね。
改めてさっきの
アイアンマン軍団のセリフ
『We are here to help.』
ウルトロンのセリフ
『I’m here to help.』
そっくりですね。
短いセリフなので、同じになるのは仕方ないのかもしれませんが。
トニーと同じようなセリフを、ウルトロンは言っているんです。
こういう同じセリフを言っていることから、
ウルトロンはトニーが産み出したんだな。と、感じることが出来ます。
もしかしたら、色んなところでセリフが同じだったりするのかもしれません。
英語で映画を見ていたので気づけた発見なので、自分一人で大喜びしていました(笑)
この様に、英語を学ぶことで映画の世界がドンドン広がっていくので、
こういった英語がわかって映画が楽しい!をドンドン発信していきたいです。
それでは、また、
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。