こんにちは!今回は、
映画「ドクターストレンジ」(Doctor Strange)
で使われていた英語のフレーズを使って、比較の勉強をしたいと思います。
ちょうど、中学2年生の3学期のテストで、比較・最上級が出ます。
私が指導している羽生や行田の生徒に限ったことではなく、
大体全国で今の時期にちょうど比較をやっているので、
全国の中学2年生にとってタイムリーなんじゃないかなと思います。
比較の文は必ず『than』を使うわけではない?
今回は、その比較の表現で、『than』について勉強したいと思います。
『than』は「~よりも」という意味です。
この記事を書くに当たった経緯は、
授業中に生徒からこんな質問があったことです。
生徒「先生、比較の時って絶対に『than』を入れるんじゃないんですか?」
とても良い質問ですね!
私も中学生の時に、比較を勉強していて、必ず『than』を入れるものだと思っていて、
それが原因で何度も間違えたことがあります。
でも、比較の文は基本的に『than』が入るので、
指導を受ける時にそう解釈してしまうのも仕方がないと思います。
私自身が、この間違いを犯してきたので、
『than』が入らないこともあると、生徒にはうるさく言ってます(笑)
比較の例文を見てみましょう。
『I am older than you.』
「私はあなたよりも年上です。」
※『old』:「古い・老いた・年をとっている」
『than you』:「あなたよりも」
『I like movies better than comics.』
「私はコミックよりも映画が好きです。」
『than comics』:「コミックよりも」
比較の表現はこのように、『than』を基本的に使っていきます。
しかし、比較の表現が入ったからといって、
必ず『than』を文に入れなければならないというわけでは無いんです。
それでは、「ドクターストレンジ」から英文を持ってきます。
実際の英文を中学生用にちょっと省略して紹介します。
「ドクターストレンジ」を全く知らない人もいると思うので紹介をすると、
主人公のドクターストレンジは神の手を持った天才外科医で、
傲慢で、鼻持ちならないキャラクターです。
後に、魔法使いになります。
そのドクターストレンジが車を運転中に、大事故で手を負傷してしまい、
約12時間にも及ぶ手術の後、目を覚まします。
そのドクターストレンジに対して、治療した医師が声を掛けた場面です。
医師
『No one could do better.』
「最善を尽くしたんだ。」
直訳「誰も、より良くは出来なかった。」
ストレンジ
『I could do better.』
「私なら出来た。」
直訳「私は、より良く出来た。」
ココで、『well』の比較級の『better』が使われていますね。
こういった形で、『than』が文に使われないこともあります。
なので、中学生のみなさんは、
必ず比較級の文には『than』が入る!ってことはないので、気を付けてください!
おまけ:お気に入りのセリフ
それと、オマケでドクターストレンジの予告でも使われている
お気に入りの英語を2つ紹介します。
①エンシェント・ワン(ドクターストレンジの師)がストレンジに行ったセリフ
『The reality you know is one of many.』
「あなたの知っている事実は、多くの事実の1つでしかない。」
英語の表現
・関係代名詞
『you know』が関係代名詞で、『The reality』を修飾して、
『The reality you know』で「あなたの知っている事実」
・代名詞としての『many』
『many』は「たくさんの」という形容詞として使われがちですが、
代名詞として「たくさんのもの(こと)」という名詞の意味も有ります。
中学生は形容詞ばかり扱うため、
代名詞の使い方を知らない子が多いのでぜひ覚えてください!
②エンシェント・ワンとストレンジのやり取り
エンシェント・ワン
『How did you become a doctor?』
「あなたは、どうやって医者になったの?」
ストレンジ
『Study, practice, years of it.』
「何年も、勉強し、練習したんだ。」
この英語のやり取りによって
傲慢なストレンジもまた、医者になるためには、
何年も勉強してきたんだと分ります。
どんな天才も努力をしているんだという事を考えさせるやり取りですね。
このシーンを見たときに、私も、もっともっと努力していきたい!
そう思えました(笑)
英語が分ると、色んなことが楽しくなります。
私は特に、英語が分ると、映画がより面白い!
こういった事をブログを通して伝えられたらと思います。
それでは、また、
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。