こんにちは!今回は、前回の
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー・リミックス」の挿入歌を和訳してみよう!
の続きを書いて行きます!
曲名:『Brandy (You’re A Fine Girl)』
バンド名:『Looking Glass』
前回のおさらい
『There’s a port on a western bay.』
「ウェスタンベイに港があるんだ。」
『And it serves 100 ships a day.』
「そして、そこは1日に100隻の船を受け持つんだ。」
(1日に100隻の船が訪れる。)
『Lonely sailors pass the time away and talk about their lives』
「1人孤独な船乗りたちはそこで、時間を過ごし、自分たちの人生について話すんだ。」
前回はココまでだったので、続きを!
続きの歌詞を和訳しましょう!
『There’s a girl in this harbor town.』
「この港町には、1人の少女がいるんだ。」
『And she works laying whiskey down.』
「そして、彼女はウイスキーを作る仕事をしている。」
『They say “Brandy, fetch another round.”』
「船乗りたちは『ブランデー、もう一杯だ』と言う。」
『And she serves them whiskey and wine.』
「そして彼女は船乗りたちにウイスキーやワインを持っていくんだ。」
英文を1つずつ解説
『There’s a girl in this harbor town.』
「この港町には、1人の少女がいるんだ。」
『there’s』=『there is』
『there is ~』:「~がある・いる」
こちらは、前回も解説をしましたね。
補足をすると、
『there is (are) ~』の違いは、『~』のところに
単数・複数どちらの名詞が来るかで変わります。
単数:『is』
複数:『are』
アメコミで例文を出してみると
アイアンマン(IRON MAN) の、『man』は単数なので、
『There is IRON MAN in New York.』
「アイアンマンは、ニューヨークにいる。」
エックスメン(X-MEN)の、『men』は複数なので、
『There are X-MEN in New York.』
「エックスメンはニューヨークにいる。」
『And she works laying whiskey down.』
「そして、彼女はウイスキーを作る仕事をしている。」
『lay down』:「(ワイン等を)作る・貯蔵する」
『laying whiskey down』は動名詞で、意味は「ウイスキーを作ること」
『They say “Brandy, fetch another round.”』
「船乗りたちは『ブランデー、もう一杯だ』と言う。」
代名詞『They』=『Lonely sailors』船乗りたちを指します。
『Brandy』は『a girl』の名前です。
ブランデーと言う名前の少女です。
『fetch』:「持ってくる」
『another round』:「もう一杯」
『round』には、「お酒(人数分)」という意味があります。
アメリカのバーなどでは、
『Do you want another round?』
「みんな、もう一杯どうですか?」
なんてフレーズがよく使われます。
『And she serves them whiskey and wine.』
「そして彼女は船乗りたちにウイスキーやワインを持っていくんだ。」
『serve』:「(料理などを)出す・サービスをする」
主語が三人称単数なので、『serves』になっていますね。
加えて、日本語でよく聞くサービスは、『service』です。
名詞:『service』
動詞:『serve』
名詞がサービスで、動詞がサービスをする
と覚えておくと良いですよ!
『serve』は沢山意味があるので、その後に続く単語によって意味が変わるので、
サービスをするという意味から推測するのがおススメ。
さらに続きの歌詞を和訳します!
『They say, “Brandy, you’re a fine girl.』
「彼らは言う、『ブランデー、君は立派な子だ。」
『What a good wife you would be.”」
『君は、とても素敵な奥さんになるだろう!』」
『Your eyes could steal a sailor from the sea.』
「君の瞳は、海から船乗りを奪ってしまうだろう。」
英文を1つずつ解説
『They say, “Brandy, you’re a fine girl.』
「彼らは言う、『ブランデー、君は立派な子だ。」
『fine』はよく、
『How are you?』「ちょうしはどうだい?」
『I’m fine!』「元気だよ!」
で、目にしますね。
『fine』は挨拶以外にも使えて、
「立派な・素敵な~」と言った意味もあります。
『What a good wife you would be.”』
「君は、とても素敵な奥さんになるだろう!』」
感嘆文と言う構文で、「なんて~なんだろう!」という意味を作ることが出来ます。
感嘆文ってどういう文法かというと、
この文をまず、以下のように見てみます。
『You would be a good wife.』
「あなたは良い奥さんになるだろう。」
名詞部分:『a good wife』
作り方
1.『What』を文頭に配置する。
2.名詞部分を『what』の次に配置する。
3.あとはそのまま!
となります。
例文
『Star Lord has a good family.』
「スターロードは良い家族がいます。」
感嘆文にすると
『What a good family Star Lord has!』
「なんて良い家族がスターロードにはいるんだろう!」
となります。
助動詞『would』の解説も
『would』は『will』の過去形であるのに加え、『will』を丁寧にしたい時に使います。
『will』は未来の意味で良く使いますが、今回は、推量です。
『will』:「~だろう」
となっています。
『Your eyes could steal a sailor from the sea.』
「君の瞳は、海から船乗りを奪ってしまうだろう。(かもしれない)」
助動詞『could』
『can』:「~かもしれない(推量)」
この助動詞『could』も『can』の過去形でもありますが、
『will』の『would』同様に『can』の丁寧な表現になっています。
時には、丁寧ではなく、自信のなさとして使われることも有ります。
『can』は良く可能性(出来る)で使われることが多いですが、
推量でももちろん使われます。
そして、この
『Your eyes could steal a sailor from the sea.』
の部分は、映画で、スターロードのお父さんのエゴが歌い、歌詞の内容の話をしましたね。
歌詞そのものを知って、見直したりすると、映画の内容もまた違って捉えることも出来ます。
『Brandy』の和訳はここら辺で終わりにします。
最後の一文を紹介したかったがために記事を書いていました(笑)
おまけ
良く生徒から受ける質問で
『Can you ~?』と『Could you ~?』
『Will you ~?』と『Would you ~?』
の違いは何ですか?と聞かれます。
答えは、丁寧さの違いがあります。
この違いは中学では解説されることはまれなので、同じ意味だよ、と暗記させられるのですが、
折角なので『could』と『would』の方が丁寧な表現になっていると覚えておきましょう。
それでは、また、
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。