英会話と受験英語の違い〜英会話教室に通う学生も塾に来ています～

2024年9月17日

羽生市の上原学習塾、英語大好き塾長の上原です。

今回は英会話と受験英語の違い〜英会話教室に通う学生も塾に来ています～についてお話しします。

英会話教室では、英語を使ってコミュニケーションを取るスキルを磨くことができますが、それが直接的に高校や大学受験の英語力に結びつくわけではありません。これはよくある誤解で、英会話が上手だからといって必ずしも受験英語が得意とは限らないのです。

この記事では、英会話と受験英語の違いについて詳しく説明し、それぞれに適した学習方法を紹介していきます。また、どちらも重要であり、相互に補完的な役割を果たす可能性がある点についても触れます。英会話ができるからといって、高校・大学受験の英語ができるとは限りません。英会話と受験の英語は別なんです。

この記事が、英会話教室に通っているお子様がいて、学習塾に入れるか悩んでいる方の助けにもなればと思います。

英会話と受験英語の目的の違い

英会話の目的

英会話は、実際に英語を使ってコミュニケーションを取ることを主な目的としています。旅行やビジネス、海外での生活において、英語を話す・聞く力は欠かせません。したがって、英会話の授業では、発音、リスニング、語彙力、日常的なフレーズの習得に焦点が当てられています。会話の中で、自然な反応や流暢さを高めるための練習が重視されるのです。

実用的な言語能力
実生活で英語を使えるようにすることが主な目的です。文法や正確さよりも、流暢さやコミュニケーション能力が重視されます。

発音やリスニング
発音やアクセントを改善するために、ネイティブスピーカーとの会話練習やリスニング練習が多く行われます。

受験英語の目的

一方、受験英語はまったく異なる目的を持っています。受験英語は、試験で高得点を取ることを目指しており、リーディング、文法、語彙、そしてライティングに重きを置いています。特に、日本の大学受験においては、正確な文法知識や長文読解力が問われます。

文法の正確さ
文法問題は受験の主要な部分であり、ミスなく文法を理解し使用する力が求められます。

リーディング力
受験では、難解な長文や専門的な内容を正確に読み取る力が試されます。スピードも重要で、時間内に多くの問題を解くための読解力が求められます。

単語力の強化
難しい語彙や慣用表現を知っていることが、高得点を取るための鍵となります。英会話で使う単語よりも、受験英語ではより学術的で専門的な単語が必要です。

英会話と受験英語の相乗効果

英会話と受験英語はまったく別のスキルのように見えますが、実際には互いに補完し合う関係にあります。受験英語で培った文法知識や単語力は、英会話の精度を上げ、相手に正確に意味を伝える助けになります。反対に、英会話で習得した流暢さやリスニング力は、受験においてリスニング試験やライティングで有利に働くでしょう。

受験英語の勉強は必要

高校受験や大学受験、そして英検®に合格するためには、それぞれに合った専用の勉強が必要です。実際、ネイティブスピーカーが英検®1級を受験しても、不合格になることがあるという話をよく聞きます。つまり、どんなに英語に慣れていても、試験対策をしっかり行わないと良い結果は得られないのです。

たとえば、受験する学校によっては、特定の問題や熟語が出題される傾向があります。ある学校では長文問題の数が多い一方で、穴埋め問題が少ない場合もあります。このように、学校ごとの傾向をしっかり把握し、前もって対策や準備を行うことで、合格に向けた道はより確実なものとなるでしょう。

最後に

英会話と受験英語は、異なるスキルを必要とするものですが、どちらも英語力を総合的に向上させるために重要です。受験勉強だけに集中するのではなく、実際の会話で英語を使う機会を持つことで、学習の効果がさらに高まります。逆に、英会話に力を入れつつ、文法や読解力を鍛えることで、受験でも高い成果を上げることができます。

余談ですが、「英語を話せるようになるためには、文法よりも英会話教室に行ったほうが良いですか？」とよく質問を受けます。私自身、海外旅行や英会話が趣味で、海外や日本で頻繁に英語を使っています。その経験から言えるのは、文法をしっかり学ぶことが英会話の上達に直結するということです。文法は英語を正しく理解し、効果的に使うための重要なツールです。

文法が「難しい」と言われがちですが、理解できるまで確かに難しく感じるかもしれません。しかし、一度理解すれば、それが会話をスムーズにし、英語力を大きく向上させる強力な武器になることに気づくでしょう。私自身も文法をしっかりと学ぶことで、英語を話せるようになりました。

私たちの塾では、受験英語の指導に力を入れるだけでなく、その先の英会話力向上も見据えた教育を行っています。英語を総合的に学ぶことで、受験だけでなく、将来の英会話にも役立つ力を養っていきたいと考えています。

以上が、今回の記事の内容です。

上原学習塾では、受験のための勉強はもちろん、勉強が人生を豊かにすることを伝え指導を行っています。

小学生・中学生・高校生はもちろん、社会人・保護者に向けた英語も指導しています。

塾で英語を習ってみたいとお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。

塾長ブログは毎週木曜日に更新予定です。教育に関する記事を定期的にアップしていますので、ぜひご覧ください。

読んでくださった塾生、保護者の皆様は何かお困りのことがありましたら、お気軽に塾長にご連絡ください。塾をお探しの方も、どう勉強したらいいのか？などのお悩みがありましたらご連絡ください。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

塾長：上原明

学歴：東京理科大学　工学部　建築学科卒、埼玉栄高等学校（アメフト部）、羽生西中（陸上部）

指導歴：2007年から