羽生市の上原学習塾、英語大好き塾長の上原です。
英検®には、テクニックを使うと問題を効率よく解くことができる場合があります。今回は、長文問題に関するテクニックの一種をご紹介します。
長文問題のテクニック・メール編
英検®の問題では、メールのやりとりを通じて情報を理解する問題が出題されることがよくあります。たとえば、次のような形式です。
From: Peter
(送信者:ピーター)
To: Tony
(受信者:トニー)
以下文章の内容が続く
そして、問題に「What will Tony do next Sunday?:トニーは今度の日曜日に何をしますか?」という質問が出ることがあります。こんな質問を簡単に解くためのテクニックをご紹介します。
テクニック:文章の主語に注目する
メールのやりとりでは、送信者と受信者の関係を考えることが重要です。
例えば,送信者がPeterで、受信者がTonyである場合、文章内容は次のように解釈します。
- I = 私 = Peter
- You = あなた = Tony
これを考えると、先ほどの「What will Tony do next Sunday?」に答えるためには,Tonyに関する情報を探し出す必要があります。すなわち,文章中で主語がYouになっている文章を探せば,Tonyの行動が判明する可能性が高いのです。
実際,許された問題の過去問を使ってこの方法を教えた所,このテクニックで解くことができた例はたくさんありました。これは,短時間で問題を解くための一つの有効なテクニックです。
テクニックに頼りすぎるのは危険
先ほど、テクニックの有用性を述べましたが,指導者としては、このようなテクニックに頼りすぎるのは好ましくないと考えています。基本となる能力、たとえば文章を読む力や文法の理解力を養うことが必要です。
たとえば,先ほどは
- I = Peter
- You = Tony
と解釈しましたが,場合によっては「We = 私たち = PeterとTony」になることもあります。これを見落とすと,問題を間違える可能性があります。
ただ、先ほど紹介したテクニックを使えば時短になり早くとくことが出来ることも確かです。学生には「英検®の問題を時間内に解ききれない」といった悩みを持つ人も多いです。そういった人がこういったテクニックを駆使することで時間内に問題を解き切り、見直しの時間を作ることが出来るでしょう。
したがって、テクニックを使いながらも,つねに基礎英語力をつけることが大切です。
まとめ
英検®の長文問題には、文章の主語に注目したテクニックが有効です。しかし,これは基礎的な能力を充実させた上での補助手段です。問題の最後の確認は全文を理解する力を使い,これにつなげる必要があります。テクニックと基礎能力の両方を高め、バランスよく解く力を身につけましょう。
今回は長文のテクニックの紹介になりました。このテクニック以外にも英検®にはテクニックが存在します。塾ではそういったテクニックも教えています。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
塾長:上原明
学歴:東京理科大学 工学部 建築学科卒、埼玉栄高等学校(アメフト部)、羽生西中(陸上部)
指導歴:2007年から
趣味:映画、海外旅行、英語学習、シーズンスポーツ、ゲーム、マンガ、ボードゲーム作り