こんにちは。羽生市の上原学習塾、塾長の上原です。
10月のこの時期、3者面談でよくご相談いただくテーマの一つが「偏差値が足らない私立を受けてもよいのか?」です。
今回は、北辰テストなどの模試で志望校の偏差値に届いていない場合でも、どう受験戦略を組み立てればよいかをお話しします。
結論:受けて大丈夫
まず結論です。受けて大丈夫です。ここでいう「大丈夫」は、合格の見込みが十分あるという意味です。
もちろん個々の状況で要相談ではありますが、偏差値の差が10程度であれば、まだまだ合格の見込みはあります。
なぜ「偏差値が足りなくても」合格できるのか
理由はシンプルです。私立入試は高校ごとに問題の作りが大きく違うからです。
つまり、その高校に合わせた専用対策をすれば点数が上げられます。
教科 | よくある出題傾向 | 対策の方向性 |
---|---|---|
数学 | 計算量が多い/文章題が多い/図形比重が高い など | 計算スピード訓練/頻出テーマ(速さ・濃度・図形)を徹底反復 |
英語 | 長文量が多い/文法穴埋めが多い/英作文が必須 など | 設問パターン別演習/語彙暗記/テンプレ英作文の型練習 |
国語 | 説明的文章が多い/古文比重が高い/記述配点が大きい など | 設問先読み/要約→根拠線引き/記述の骨組み練習 |
理科・社会 | 一問一答寄り/計算系(電流・仕事・溶解)多め/資料読解多め など | 頻出単元を絞る/過去問の設問言い回しに慣れる |
例えば数学なら、
あるA高校は計算問題が多い、一方B高校は文章問題が多い……といった具合です。
「その学校の傾向に自分を合わせる」—これが合格の可能性をあげます。
実例:偏差値が届いていなくても合格してきた理由
塾でも、偏差値が到達していない私立高校に挑戦し、合格してきた生徒を数多く見てきました。
うまくいった生徒に共通するのは、「過去問を解くことでの対策」が出来ていたからです。
現時点で偏差値が到達していない場合も、このように合格することは可能です。
最後に

「なぜ偏差値が到達していない私立に合格できるのか?」—答えは、学校ごとの傾向に合わせた専用対策にあります。
しっかりと対策をすれば合格はより確実なものとなります。
この記事を読んで気になる方や、受験のことでご相談したいことがございましたら、お気軽にお問い合わせください。
塾の現場では当たり前のことでも、高校受験が初めてのご家庭には分かりにくい点がたくさんあります。不安や疑問は小さなことでも構いません。
一緒に進路について考えさせていただきます。
そして、塾では本格的な私立高校対策は冬期講習の時期に行います。
詳細や募集は近日公開予定です。
今回の記事は以上となります。
上原学習塾では、受験のための勉強はもちろん、勉強が人生を豊かにすることを伝え指導を行っています。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
塾長:上原明
学歴:東京理科大学 工学部 建築学科卒、埼玉栄高等学校(アメフト部)、羽生西中(陸上部)
指導歴:2007年から
趣味:映画、海外旅行、英語学習、シーズンスポーツ、ゲーム、マンガ