羽生市の上原学習塾、英語大好き塾長の上原です。
今回は『教科書に載っていない表現の方が生徒は覚える』という話です。
塾に自習にきた生徒が、英単語を覚えていたときのやり取りを紹介します。
教科書に載っていない表現
ある生徒が自習で英単語テストを行っていました。
その様子を見ていると、『enough：十分な』という単語を間違えていました。
この単語はけっこう難しいんですよね。中学校の範囲だと『enough to構文』などで使われます。
そこで、私はこの単語を実際の英会話でどう使うかを教えました。
先生：『enough』の意味は、辞書になんて書いてある？
生徒：『十分な』って意味ですね。
先生：英会話をしていると『enough』ってけっこう使うんだよね。『お腹がいっぱいだ』とか『もうやめろ！』とかで使うんだ。
生徒：なんでそんな意味になるんですか？
先生：『十分に食べた』ってことは『お腹がいっぱい』って意味になるよね。
生徒：確かになりますね！そのままって感じがします。
先生：『あなたは十分にやったよ』ってことは『もうやめた方がいいよ！もうやめろ！』って意味になるよね。
生徒：たしかに！会話で使えそうですね！
こういった解説を通して『enough』の使い方に現実味を感じたと思います。
このやり取りをキッカケに英単語を覚えてくれていたので、指導してよかったなと感じました。
やはり、勉強していることが実際にどう使われているかが分かると、定着しやすいのは間違いないですね。
最後に
私自身、この『enough』は苦手だった経験があります。
なぜかというと、覚えにくい要素があるからです。
・発音分かりにくい
初心者にはなぜこれを『イナフ』と発音するのかが理解しにくいです。スペルからは発音が想像しづらいです。
・『構文でしか使わない』
中学校で習う範囲だと、基本的に構文の中でしか使いません。なので、応用力が付きにくく、どう使うのかが自分で考えにくいです。
このように覚えづらく、学生が苦手とする単語・熟語が、実は英会話では意外と引っ張りだこ…なんてことが意外とあるものです。
私が、この『enough』の使い方を理解できたのは映画のワンシーンのおかげです。
映画『アベンジャーズ』で、アイアンマンとソーが喧嘩をしていていたときにキャプテン・アメリカが現れて『Enough!：もう戦いをやめろ！』と言ったのです。この時、私は「これが『enough』の使い方か！キャプテン・アメリカはなんてカッコいいんだ！真似しよう！」と思い、そう思ったら、もう『enough』の使い方を覚えちゃいましたね。
机上の勉強はもちろん大切です。そこに先生から実際にどう使うかを教わることで、より勉強の価値が増します。
私は、授業で留学や海外旅行の経験を伝えながら英語を教えています。
これからも学生目線で、彼らが苦手な単語・熟語を楽しく覚えられるように指導していきたいと思います。
上原学習塾では、受験のための勉強はもちろん、勉強が人生を豊かにすることを伝え指導を行っています。
塾長の私、上原は英語が大好きです。これからも実際に使えて楽しい英語を発信していきます。
小学生・中学生・高校生はもちろん、社会人・保護者に向けた英語も指導しています。
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塾長：上原明
学歴：東京理科大学 工学部 建築学科卒、埼玉栄高等学校（アメフト部）、羽生西中（陸上部）
指導歴：指導開始2007年～
趣味：映画、海外旅行、英語学習、シーズンスポーツ、ゲーム、マンガ
