こんにちは。
羽生市の上原学習塾、英語大好き塾長の上原です。
今回は「計算ミスがなかなか減らない…」という生徒に向けて、よくある原因のひとつをご紹介します。
自分では「書いているつもり」になっていませんか?
計算ミスを繰り返す生徒の中には、「自分はちゃんと計算過程を書いている」と思い込んでいるケースが多くあります。
しかし、先生の目線で見ると――
実際には「計算過程を書いていない」に等しいことがほとんどです。
ありがちなミスのパターン
計算ミスをする生徒には、いくつかの共通パターンがあります。
- 単純な四則演算(+−×÷)のケアレスミス
- 計算過程を書いた“つもり”で、実は全く書いていない
今回は特に2つ目、「計算過程を書いていない」ことについてお話しします。
書かれていない「暗算部分」こそ落とし穴
例えば、分数の約分や通分の途中式を頭の中で暗算してしまい、何も書かずに先へ進んでしまう生徒がいます。
でも、実はこの“暗算の部分”こそが大切な計算過程なんです。
そして問題なのは、生徒本人が計算過程を「省略している」という自覚がないこと。
こちらが『計算過程をしっかり書いて、先生に見せてくれる?』と声をかけても、やはり暗算で済ませてしまう。
つまり、本人は“書いているつもり”になっているのです。
指導で改善する力
こういった生徒に対しては、「計算過程を省略しないで書く」ことを徹底して指導します。
指導していると、最初に数問は計算過程を書いていたけれど途中から書き忘れ始める子は少なくないです。
最初は数問だけ計算過程を書いていたのに、途中から書かなくなってしまう子も少なくありません。
やはり最初は大変です。しかし書く習慣が身についてくると、徐々に計算ミスが減っていきます。
書くのが当たり前になってしまえば、もう大丈夫です。
自分では気づきにくいクセだからこそ、外からのアドバイスが必要なのです。
最後に

「ちゃんとやってるつもり」でも、実は勉強のやり方としては非効率だった――こうしたケースは珍しくありません。
これは数学の計算過程に限った話ではなく、他の科目でもよくあることです。
本人は「正しく解けている」と思っていても、実は根本から考え方がズレていたり、覚え方を間違えていたりする。
そうとは気づかないまま勉強を続けてしまう生徒も多いのです。
だからこそ、塾は「知識を教える場」であると同時に、「正しい勉強法を伝える場」でもあるべきだと考えています。
自分では気づけないミスやクセに気づき、軌道修正できる――それが塾の大きな魅力の一つです。
計算ミスで悩んでいる生徒さんも、まずは「書いているつもり」になっていないか、ぜひ一度見直してみましょう。
今回の記事は以上となります。
上原学習塾では、受験のための勉強はもちろん、勉強が人生を豊かにすることを伝え指導を行っています。
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読んでくださった塾生、保護者の皆様は何かお困りのことがありましたら、お気軽に塾長にご連絡ください。塾をお探しの方も、どう勉強したらいいのか?などのお悩みがありましたらご連絡ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
塾長:上原明
学歴:東京理科大学 工学部 建築学科卒、埼玉栄高等学校(アメフト部)、羽生西中(陸上部)
指導歴:2007年から
趣味:映画、海外旅行、英語学習、シーズンスポーツ、ゲーム、マンガ、ボードゲーム作り