羽生市の上原学習塾、英語大好き塾長の上原です。
今回の話題は『三者面談・進路相談』です。
塾では定期的に中学生と三者面談・進路相談を行っています。正直な話、生徒は嫌がりますね。中学生ともなると、反抗期と重なり保護者・親と一緒に居たくないという気持ちも強くなってきていて、面談をしたくないと言う生徒は多いです。
しかし、面談をすることは生徒にとって良いことがたくさんあります。
目的や目標を作る・設定する
卒業した生徒の話です。
学校の定期テストで高得点を取っている生徒がいました。90点以上はもちろん、100点を取ってくることもありました。しかし、才能はあるのですが、あまり向上心はない子でした。
その生徒は運動部に入っていたのですが、県大会などの出場経験がなく内申点に加点がないということだったので、検定をオススメしました。英検や数検は取得することで内申点の加点が狙えます。授業日以外にも塾に来てもらい、英検の指導を週1で始めました。学生は、意外とこういうことを知ってそうで知らないんですよね。こういうことを面談の場で初めて知る生徒も多いです。
最初は授業日以外にプラスで勉強すること、塾に来ることが少し大変そうに見えました。しかし、無事に英検を取得したあたりから、努力が実ったことで自信がついたのか、さらに上の級を取りたいと自分で私の方に進言してきたのです。最終的には中学生の間に英検準2級まで取得し、他の検定にも挑戦するようになりました。やはり検定の取得という形で、努力の結果が分かりやすいのは魅力です。自信につながりやすいと思います。
このように最初はイヤイヤだったりするものですが、一度始まってしまえば勉強は継続できるものなのです。意外と検定取得にハマる生徒は多いです。このように目的や目標を作ることで成長するケースは、多くの生徒に当てはまります。
現状を知る大切さ
努力をしているのになかなか思ったような結果がでないという生徒がいました。
その生徒は『塾に週2回来る』『塾の宿題をする』という基本的なことを行っていました。
この生徒が、学校の定期テストで60点を取っていたとします。そうしたら、面談の時に次の点を自覚してもらいます。
まず自覚してほしいことは、『塾に週2回来る』『塾の宿題をする』ということを行って、その生徒は学校の定期テストが60点を取れるということです。これを三者面談の場で生徒が聞くことが大切なのです。
そして今後は、週に1回自習に来るようにして、次の学校の定期テストを受けるように指導します。そうすると定期テストの点数が10点上がります。そうしたら、さらに自習の回数を週2回に増やしてあげると、今度は点数が20点上がります。そう、努力することで点数は上がります。
『なんだ、そんなことか。』と思うかもしれませんが、こんなこと子供だって分かっています。しかし、それを行動に移して体験し、頭ではなく経験をして理解している生徒は多くありません。
最後に
面談はキッカケになる
私は指導をするうえでいつも、『なぜ勉強をするのか?』『勉強がどう生きるのか?』といったことを話しています。
この努力したから報われるという経験は一生ものではないでしょうか。スポーツや趣味、将来の仕事でも努力することで報われるという点は共通しています。勉強を通して学べるのです。これこそ勉強をする意味だと私は思っています。
保護者の方々は、同じことを自分の子どもたちに話していると思うのですが、はやりなかなか聞く耳を持たないのが子どもです。第三者に言われるからこそ聞けるのだと思います。ただ、その第三者である塾の先生、私自身が生徒から信頼されていなかったら、聞く耳を持ってもらえないでしょう。
なので、生徒との信頼関係を築くことを、本当に大切にしています。
上原学習塾では定期的に面談を行っております。私が中学生の頃、塾で面談や進路相談を受けた経験はありませんでした。ただ中学生の頃に面談をしてもらえていれば、大人の意見や考え方を聞けて、受験の際の判断材料などが増えていたのではと、今だからこそ思います。
読んでくださった塾生、保護者の皆様は何かお困りのことがありましたら、お気軽に塾長にご連絡ください。塾をお探しの方も、どう勉強したらいいのか?などのお悩みがありましたらご連絡ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。