こんにちは。英語大好き羽生市の上原学習塾、塾長の上原です。
「同じ授業を受けているのに、なぜ成績に差が出るのか?」
こういった疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。私自身、学生の頃、この疑問を持っていました。
この疑問に対し、私なりの答えがあります。それは、
勉強の“やり方”と“考え方”の差が、成績の差になる。
この勉強の“やり方”と“考え方”の差とは何なのか、それは問題を解く時にどれだけ深く考えられるかです。
抽象的なので、例を挙げてお話しします。
成績の差は「考え方の深さ」で生まれる
同じ授業を受け、同じ問題を解いたとしても、生徒によって答えにたどり着くまでのプロセスは違います。
暗記で解く学生もいれば、理解して解く学生もいます。
英語の具体例(be動詞)
問題:( )に入る単語は?
This ( ) a pen.(これはペンです。)
正解:is
このときの考え方には、少なくとも次の2通りがあります。
① 「Thisに使うbe動詞はis」(暗記の解き方)
② 「主語Thisは3人称単数 → 3人称単数に使うbe動詞はis」(理解の解き方)
どちらも正解に到達しますが、成績が伸びるのは②の考え方です。②の生徒は、次の問題にもそのまま通用します。
問題:( )に入る単語は?
That ( ) a pen.(あれはペンです。)
正解:is
考え方:Thatも3人称単数 → is
さらに、he / she / it / Tonyなど、どんな3人称単数が来ても、同じ理由づけで一貫して解けるようになります。
だから、どんな問題でも解ける生徒になります。
テストの〇×だけでは見えない「どう考えたか」
テストやワークの〇×だけでは、生徒がどのように考えて正解に到達したのかは分かりません。
そこで上原学習塾では、「なぜその答えになったの?」と必ず生徒に質問をします。
理由と言葉で説明できてはじめて“解けた”とみなします。
うまく説明できない生徒には、しっかりと説明をし直します。
このやり取りを何度も何度も行います。
暗記頼みは限界が来る——中学以降で失速しないために
小学生の段階では、暗記だけで点が取れてしまう問題も少なくありません。
そのため丸暗記の学習に偏りがちです。しかし中学以降も丸暗記で学習してしまうと、その暗記量に圧倒され成績が伸びにくくなります。
だからこそ、理解することが求められ、暗記だけに頼らない学習をする生徒は成長していきます。
最後に

生徒の「考え」は目に見えません。だからこそ、日々の対話と理解度の確認が重要です。
生徒が考えることを手放さないように促し、考えることの大切さを伝え続ける。
これからも、暗記一辺倒ではなく、理解する指導に力を入れていきたい。
今回の記事は以上となります。
上原学習塾では、受験のための勉強はもちろん、勉強が人生を豊かにすることを伝え指導を行っています。
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勉強の方法や進路のことはもちろん、学校生活や将来に関するご相談も承っております。
生徒の皆さんが安心して学び、未来に向かって前進できるよう、幅広くサポートしてまいります。
体験授業や学習相談も随時受け付けています。お気軽にお問い合わせください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
塾長:上原明
学歴:東京理科大学 工学部 建築学科卒、埼玉栄高等学校(アメフト部)、羽生西中(陸上部)
指導歴:2007年から
趣味:映画、海外旅行、英語学習、シーズンスポーツ、ゲーム、マンガ





