こんにちは!羽生市の上原学習塾、塾長の上原です。
当塾を卒業した生徒の中には、起立性調節障害と向き合いながら学び続けた子もいます。
今回は、そうした生徒への指導の実例をご紹介します。
同じような悩みを抱えるご家庭にとって、少しでも参考になれば嬉しく思います。
不登校指導を始めた理由は、自分自身の経験から
そもそも塾で不登校生の指導を始めたのは自分自身の経験からです。
私は大学生の頃、研究室に馴染めず不登校のような状態になってしまったことがあります。
キッカケは些細なことでした。気にしなければいいのに…と今では思えますが、当時の私はその些細なことをキッカケに不登校になってしまいした。
1年留年をしてしまいましたが、家族、友人の支えもあり卒業することが出来ました。
その経験から、学校に行けなくなった生徒の気持ちに寄り添いながら学びを支える指導をしたいと思うようになりました。
そして、実際に指導していると、「起立性調節障害」を抱えているケースが多いことに気づきました。
起立性調節障害とは?
起立性調節障害は、自律神経の働きの乱れによって起こる身体の不調です。
- 朝なかなか起きられない
- 立ち上がると気持ちが悪くなる
- めまいや頭痛がある
こうした症状により、決まった時間に登校できなくなり、授業に追いつけず、不登校へつながってしまう生徒も少なくありません。
「自分のペース」で通える塾
塾は生徒のペースで通塾ができます。その日の体調に応じて、開始時間を早めたり遅らせたりできるため、無理なく通塾できます。
授業では、現在の学力に合わせて「イチから丁寧に指導」しています。
イチから指導することで「できた!」という実感につながり、少しずつ自信を取り戻していく生徒も多いです。
こうして勉強を通して自信をつけていくと、週1回から少しずつ通う回数を増やしていく生徒もいます。
少しずつですが、勉強する時間も増え塾に来る日も規則正しくなっていく生徒が多いです。
英検®などの検定を活用して「成功体験」を
当塾では、検定試験をおすすめしています。
中でも英検®は、受験する級やタイミングを自分で選べるため、不登校の生徒にも取り組みやすい試験です。
「〇級に合格した!」という成果は、学習への大きなモチベーションになります。
例えば、学校の授業に遅れてしまった中学2年生の生徒は学校のテストで良い点数を取るのは難しいです。しかし塾で中学1年生の内容をしっかり勉強できたなら、英検®5級に合格することが出来ます。
このように検定は自分の理解度に合わせて挑戦できるため、不登校の生徒でも達成感を得やすいのが特長です。
「好きなこと」と勉強をつなげる工夫
私たちは、勉強をただ教えるだけでなく、まず「生徒の好きなこと」を聞くようにしています。
なぜなら、人は好きなことのためなら努力できるからです。
私は英語の点数が一桁だった時代もありました。
でも、大好きな映画を字幕なしで観たい一心で英語を勉強し、今では英語を使った仕事をしています。
このように、「好き」が「学び」につながると、勉強が楽しくなります。
生徒の「好き」を知る時間も大切に
ゲームが好きな子、運動が好きな子、音楽が好きな子……
どの生徒も個性があり、話を聞いているこちらも楽しくなります。
信頼関係は、「話を聞くこと」から始まります。
勉強だけでなく、人と人との関係も大切にしながら指導しています。
最後に

起立性調節障害を抱えるお子さんは、学校にも相談しづらく、まわりに理解されにくいことで孤独を感じてしまうことがあります。
だからこそ、私たちは「安心して通える居場所」の存在がとても大切だと考えています。
卒業生の中には、体調と向き合いながら高校の普通科に進学した生徒や、自分のペースで学べる通信制高校を選んだ生徒など、さまざまな進路を歩んだ子がいます。
上原学習塾では、一人ひとりの状況やペースに合わせた柔軟な指導を心がけています。
もしお悩みのことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
今回の記事は以上となります。
上原学習塾では、受験のための勉強はもちろん、勉強が人生を豊かにすることを伝え指導を行っています。
塾長ブログは週に1,2回更新予定です。教育に関する記事を定期的にアップしていますので、ぜひご覧ください。
読んでくださった塾生、保護者の皆様は何かお困りのことがありましたら、お気軽に塾長にご連絡ください。塾をお探しの方も、どう勉強したらいいのか?などのお悩みがありましたらご連絡ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
塾長:上原明
学歴:東京理科大学 工学部 建築学科卒、埼玉栄高等学校(アメフト部)、羽生西中(陸上部)
指導歴:2007年から
趣味:映画、海外旅行、英語学習、シーズンスポーツ、ゲーム、マンガ、ボードゲーム