『知っておいてほしい!新学習指導要領!』
ついに始まった2021年度の新学期!
指導要領が変わり、単元がどう変わるかについては我々塾の先生は分かっていました。しかし、実際の教科書の中身は?というと…4月になってやっと確認できた次第です。
私の好きな英語の教科書について話させていただきます。
今年度からの英語の教科書・ワークだと、
英語のできる・できないの二極化は進む
でしょう。
何が変わったの?
・1年通して学んだ文法を、3週間で学ぶ羽目に
指導要領が変わり、単元が増えるのは分かっていましたが、なぜか指導する順番が大きく変化しました。
1年生で学ぶ3つの文法があります。
そのうち2つを1・2学期で習い、3つ目を3学期に習っていました。
そう、今までは1年という時間をかけて、3つの文法を学んでいました。
しかし、これからは、3週間程度の期間でそれら3つの文法を学ぶことになってしまいます。
このままだと、理解するには時間が足りず、文法の定着は難しいでしょう。
・暗記が増えた
コミュニケーション・会話に力を入れることになった新指導要領では、教科書によく使う英会話フレーズをドンドン入れています。
よく使う英会話フレーズ自体を覚えるのはいいのですが、どうしてそういったフレーズができるのかを度外視した作りです。要は構文などを教えないで、フレーズだけを覚えさせるんです。
例えば、中学1年生の最初のプログラムに『I want to do ~』『~したい』が登場します。
これは本来中学2年生の2学期で習う表現で、2年生の授業では「どうしてこのフレーズができるのか?」というルールを学ぶことができるので、暗記ではなく理解ができます。しかし中学1年生では暗記を強要せざるを得ません。
このように、暗記を前提とした指導に変わり、勉強をするうえで、しっかりと理解したい子には楽しいとは言えない指導要領になっています。
塾ではどうするのか?
悪い点をあげましたが、どうして教科書や指導内容が変わったのか?そもそもの原因は小学校にあります。
・実は小学校で文法を習っている
実は、小学校の英語の指導内容も変わり、小学5・6年生で中学1年で習う3つの文法を習っています。
なので、1年間で学ぶ内容が3週間に短縮されるのも分からなくはありません。しかし、現状学校だけで英語を勉強している小学5・6年が、それらを分かっているのか?というと現状難しいと思います。
塾では、小学生の英語・英会話の授業で時間をかけて文法をじっくり指導をしています。そうすれば、中学校で本格的に始まる英語に戸惑わずにすみ、授業を理解できるので英語が楽しく感じられます。
・塾では文法の時間を多くとる
中学生の場合は、いきなり「文法を一気に覚えなさい!」という世界で、最初の単元で3つある文法が全て登場します。学校では文法がすぐ消化されてしまうかもしれません。
しかし、塾ではなにより文法に時間をかけます。
英語には構文などが多数ありますが、それを理解するには基本の文法があってこそです。
文法が分かってない状態は、目が悪いのにメガネをしないでいるようなものです。
最後に
新指導要領は吉と出るか凶と出るか
新指導要領のもと、授業が始まり1か月が経ち、考えをまとめた次第です。
正直、英語の内容を増やすのはいいのですが、負担が増えて英語嫌いが増えるのではないかと不安で仕方がないです。今回は中学1年生、いわゆる英語の習い初めについてまとめましたが、中学2・3年生でも困ったことは起きています。
例えば、
今までAとBを別々の単元で指導していたのに、AとBを同じ単元で教えるように変わっていました。
AとBを別々に指導することになっていたのは、その2つが似ていて紛らわしいからです。それが1つにまとめられてます。これでは、かえって区別ができなくなる生徒増えてしまいます。
塾の授業では、教科書では1つになっている単元を、2つに分けて指導します。
新指導要領になり単元が増えた影響で、色々なところが集約され、理解する時間が取れない印象です。塾では学校で指導するペースを加味し、重要な単元に時間を取る指導を行っていきます。
学生ひとりでは、勉強する時間の振り分けは難しいでしょう。正しい知識を持った先生のもと英語を学んでほしいです。せっかく努力をしても正しい努力をしないと、無駄な努力となってしまいます。
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