私の指導方針として、『好きなことのために勉強をする』があります。
私が行っている、好きなことと勉強を結びつける指導を紹介します。
私はよく生徒の好きな物を聞くことにしています。
この前生徒から教えてもらったのは、最近見ているアニメです。その時紹介されたのが
『かいけつゾロリ』です。
この『かいけつゾロリ』は、児童書・アニメ・映画と、幅広く展開している作品ですね。
さてこの『かいけつ』って言葉は、なんで漢字じゃないんでしょう?
かいけつを辞書で引いてみよう!
その好きなアニメを教えてくれた生徒に、辞書を渡して、この『かいけつ』の意味を調べてもらいました。
辞書には、解決(かいけつ)が載っていました。
生徒は解決の意味は知っていて。『ゾロリ』が物事を解決していくから、かいけつゾロリなんだ!と納得した様子でした。
しかし、『かいけつ』という言葉は、解決だけではありません。残念ながら渡した辞書は小学・中学生用の辞書なので他の『かいけつ』の言葉は載っていませんでした。
かいけつの意味は?
このかいけつゾロリの『かいけつ』はおそらく2つの意味を持っています。
①解決
②怪傑
①の解決の意味は、問題などをうまく処理すること。
かいけつゾロリの本やアニメの内容は、何か事件が起きて、それを主人公ゾロリがかいけつ(解決)するお話です。
『かいけつする』という言葉は、小学生低学年でも知っている言葉です。『解決する』を漢字で習うのは、小学5年生の頃です。なので、小学生低学年で、かいけつゾロリのアニメなどを見ていた子供は、5年生になって、タイトルの『かいけつゾロリ』の『かいけつ』の漢字が『解決』なのだと気づくのです。
②の怪傑の意味は、非常に優れた能力を持つ、不思議な人物のこと。
主人公であるゾロリは、運動神経が抜群で一般の人々より優れた人物です。まさに、怪傑そのものです。
言葉は色んな意味がある
今まで見ていたアニメ『かいけつゾロリ』のかいけつの意味が、自分が知っていた『解決』だけでなく『怪傑』という意味も含んでいることをしって生徒はちょっと驚きつつ、面白がっていました。
最後に、マンガとか映画にはこういった言葉遊びは沢山仕掛けられているから、気になったら辞書で調べていくんだよ。
と、アドバイスをしました。今後も自分で気になった言葉を調べる癖がついてくれたらと思います。
最後に
気づいたときに楽しいと感じる
生徒は今まで、かいけつゾロリの『かいけつ』は『解決』だと思っていたようでしたが、他の意味もあると知って楽しそうでした。これからも言葉を知っていく楽しさを生徒にはたくさん体験して欲しい。
勉強ってこういう時楽しいんだと思います。
何かに気づいたとき、そういったときって楽しいですよね。
今回紹介した例で、国語で言葉の意味に気づいたとき。
算数・数学で簡単な計算の方法に気づいたとき。
理科でどうしてお湯が100度で沸騰するのか気づいたとき。などなど…
身の回りのことだったりすると、より面白いですよね。
生徒にとって、遊びの中にあるアニメに勉強がいきる。それだけで大きい発見です。
大人になってしまうと、心は動かないかもしれませんが。
子供の勉強が好きなことにいきた。この体験を子供たちにはして欲しい。
これからも、生徒に、好きなことと勉強を結びつける指導を続けたい。
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かいけつゾロリ:Amazon(参照2020/07/27)