羽生市の上原学習塾、英語大好き塾長の上原です。
今回の話題は『こんなに簡単に英語を教えられたの!?』という話です。
いやー、今まですごく教えるのが大変だった英語の単元があるんです。しかし、あることを始めたら、いとも簡単に生徒が理解してくれて…『今までの私の努力は…?』と感じた話です。
名詞の複数形の“S”
複数形:名詞が複数の場合、名詞の語尾に“s”をつける。
このようなルールが英語にはあります。この単元は学生が英語を嫌いになる・苦手になるタイミングの1つなんです。
それは日本人として至極当然で、日本語はあまり単数と複数を意識する言語ではありません。しかし、英語は単数と複数に対して敏感な言語なんです。
言語の根本的な違いなので、日本語を話す我々からすると意識しずらい部分であり、持ち合わせていない感覚になるので苦手になるのは分かります。なので、この単元を教えるのはいつも苦労していました。
しかし、あるゲームを使って教えたら生徒たちが一瞬で覚えたんです。
本当に一瞬で覚えました。いとも簡単に覚えたんです。
『え?先生の今までの努力はいったい…?』と、少し気が遠くなりました。
どんなゲームを使ったのか、それを紹介していきます。
単語を作るゲーム
小学生の授業で英単語を覚えるゲーム『スクラブル』を導入しました。海外で親しまれているゲームで、子どもに単語を教えるために使うゲームです。
簡単にゲームの説明をすると、配られたアルファベットを使って英単語を作り、点数を稼いでいくゲームです。
盤面に英単語を作っていくのですが、上の写真のように盤面に『APPLE』とあった場合、手札の『S』をつけるだけで複数形の『APPLES』が完成しますね。
これで元々あった『APPLE』に『S』を加えて複数形の『APPLES』が完成しました。これでポイントがゲットできます。1つのアルファベットだけで簡単にポイントが取れます。このスクラブルというゲームのテクニックの1つですね。
この方法を教えたら生徒がこぞって使い始めたんです。
『これ、めっちゃ強い!』
『簡単にポイントゲットできる!』
と大はしゃぎです。
その様子を見て私は内心『え?こんなに簡単に覚えちゃうの…?』と驚きました。
この単元は本当に学生が英語嫌いになる単元なんです。それをゲームという切り口で、ゲームのテクニックの1つという教え方をしたら子供たちが簡単に覚えたんです。
目から鱗の経験でした。英語の教え方ってまだまだたくさんあるんだなと気づかされました。
最後に
遊びも大切
本来勉強をしなければいけないのが塾ですが、そういった場所でゲームで遊べる!
そういったギャップが、子供たちにとって楽しいのだと思います。
スクラブルの面白いところは『Q』や『Z』といったアルファベットを使うと、ポイントが多く獲得できるところです。それは『Q』や『Z』を含むアルファベットが少ないからです。
そこである生徒がその『Q』と『Z』の両方を含んでいる『QUIZ:クイズ』という単語が高得点になることに気づいたのです。
それから生徒たちはこぞってこの『QUIZ:クイズ』を作ろうと工夫し始めたんです。もう『quiz』という単語は覚えたに違いないです。
勉強として英語に触れるのではなく、遊びとして英語に触れることがこれほどの効果があることだとは思いませんでした。英語を指導してかれこれ15年以上経ちますが、今までで一番驚いたかもしれません。
今まで教えるのが大変だったのに、子供たちが簡単に覚えてくれて嬉しい限りです。
このように教え方に工夫をこらしたら、子供たちが簡単に覚えてくれることがまだまだたくさんあると思います。もっともっと工夫して教えていきたいと思いました。
読んでくださった塾生、保護者の皆様は何かお困りのことがありましたら、お気軽に塾長にご連絡ください。塾をお探しの方も、どう勉強したらいいのか?などのお悩みがありましたらご連絡ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
塾長:上原明
学歴:東京理科大学 工学部 建築学科卒、埼玉栄高等学校(アメフト部)、羽生西中(陸上部)
指導歴:15年以上
趣味:映画、海外旅行、英語学習、シーズンスポーツ、ゲーム、マンガ