羽生市の上原学習塾、英語大好き塾長の上原です。
今回の話題は『国語の古文って勉強する必要あるの?』についてです。
そうですね。『勉強って必要なの?』と言われると、正直なところなかなか答えに困ることがあります。しかし、『古文を勉強していてよかった!』と感じたことがあります。今回はそれを紹介します。
ちなみに、私はジブリ作品も結構好きなんですよ。
映画『風立ちぬ』は古語?
ジブリ作品の1つに、『風立ちぬ』という映画がありますよね。
私の好きな作品の1つです。『風立ちぬ』のタイトルの意味はどうなっているのか?考えてみましょう!
『ぬ』がつくと、否定の意味になる?
現代語では、『行かぬ』は『行かない』という意味で、『食べぬ』は『食べない』という意味になりますよね。
では、『風立ちぬ』は『風が立たない』という意味なのか?というと、実は違います。『風が立たない』は『ぬ』を使って表すと『風が立たぬ』となります。
そして、『風が立たぬ』と『風立ちぬ』では意味も異なります。
古語の完了の助動詞『ぬ』
『風立ちぬ』の『ぬ』は古語で完了を表す助動詞です。なので、現代語訳すると『風が立った』『風が吹いた』という意味になるのです。
さらに『風立ちぬ』は、本来であれば『風“が”立ちぬ』となるはずですが、助詞の『が』が省略されていますね。この助詞の省略も、古文でよく見られる表現となります。
このように『風立ちぬ』というタイトルには古文の表現が使われており、否定の意味はないんです。
映画『風立ちぬ』は現代語ではなく古語を使っている
映画『風立ちぬ』の舞台は1920年代であり、昭和初期にあたります。まだ古語が残っていた時代だと考えられます。なので、古語を使ったのだと思います。
そういった時代背景を踏まえてのタイトルだと分かると面白いですよね。
最後に
言語が分かると、文化も分かる
『風立ちぬ』は古語だったんですね。映画のタイトルにすると考えると現代語の『風が立った』より、古語の『風立ちぬ』の方が響きもカッコイイですよね。こういうことが分かると面白いですよね。人間は『分かると楽しい』と感じるものです。
学生にとっては、国語の古文も勉強の1つとして見えるかもしれませんが、日常で活きることを知れば楽しいものだと分かると思います。そうすると自然と勉強も楽しくなっていきます。
私は特に英語が楽しくて大好きです。学生の頃はひどい点数を取ってしまい大嫌いだったのですが、映画を英語で見る楽しさを知り、英語も楽しく勉強できるようになりました。
なので、私は指導する際に勉強が楽しく感じられるように心掛けています。『好きこそものの上手なれ』と言いますよね。本当にその通りだと思います。好きになると自然と勉強ができるようになって、成績も上がります。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございます。